お医者さん呼ぼう!子育てに自信をなくしているお父さんお母さんへ

未成年の診察についてのお話。自信をなくしている親御さんたちに私がよくするお話である。

昔、昔、私の息子が生後7~8ヶ月の頃、私も妻も研修医の時代の話である。私と異なり、私の妻は非常に優秀な内科医であった。 私は、アイスクリームを食べていた、あんまりおいしいので、息子にも一口と思い、スプーン一口なめさせた、ナナ・・・なんと息子が真っ赤になり始めた、蕁麻疹である「エライコッチャ、ド・ド・ドウショウ、ドウショウ」動転した私は、あの優秀な内科医の奥さんに助けを求めた、「えらいコッチャド・ド・ドウショウ、ドウショウ」と私はウロウロするだけであった。なんと、あれだけ優秀な内科医の奥さんも 「ド・ド・ドウショウ、ドウショウ」「お医者さん、呼ばなあかん!!」と言い始め、仕方がないので同級生の小児科の先生に電話をした。 「15分待ってごらん、それで治まらなかったら、絶対何とかするから」と力強い一言をいただき。長い、長い15分をわれわれ夫婦二人は耐えた。

ナナなんと、同級生の小児科の先生の言うとおり、スウウ~と蕁麻疹は引いていった。

以来私はこの同級生を尊敬してしまうのである。

「そうなんですよ、自分の蕁麻疹ならこんなものと、待てますが、自分の子供、身内は動転するのですよ、だからお母さん、お父さん一度落ち着きましょうか」と、言うことにしている。

たいていの親御さんたちは、この話をお聞きになると、大笑いして、話がすすみ治療がすすみやすくなる。